ガジュマルを丸坊主に剪定してみた|失敗しない切り戻しのコツと再生の記録【2025】

ガジュマル

「葉がスカスカになってきた」「形を整えたいけどどこまで切っていいか分からない」
そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は、実際にガジュマルを丸坊主(枝だけにする)に剪定してみた体験をもとに、
安全に再生させるための手順・注意点・再生経過を紹介します。

1. なぜ丸坊主にするのか?剪定の目的

ガジュマルはゴムの木の仲間で、非常に生命力が強い観葉植物です。
そのため、思い切って丸坊主にしても再び芽を出すことができます。

丸坊主剪定を行う主な理由は次の3つです。

目的内容
樹形をリセットしたい枝が暴れて形が崩れた時に一度リセットする
枯れ枝・徒長枝を整理したい風通しと光の入りを改善
根元を太らせたい枝葉を減らすと根が発達し、幹がたくましくなる

💡「幹を太くしたい人」や「盆栽風に仕立てたい人」には、
丸坊主剪定が最適なリセット方法です。


2. 剪定時期のベストタイミング

剪定のベストシーズンは5月〜9月の生育期。
この時期は気温が20℃以上あり、新芽が出やすい環境です。

季節剪定の可否ポイント
春(4〜6月)◎ ベスト新芽が動き始める時期
夏(7〜9月)◎ 可活発に成長する時期。切りすぎ注意
秋(10月)△ 軽い整枝のみ寒くなる前に終わらせる
冬(11〜3月)× 不可寒さで芽吹かないリスク

3. 準備する道具と環境

🔧 道具リスト

  • 清潔な剪定バサミ(または園芸用ハサミ)
  • 刃を拭くアルコール or キッチン用エタノール
  • 新聞紙 or ビニールシート(切りカス防止)
  • 霧吹き(剪定後の保湿用)

✂️ 刃を消毒してから作業することで、切り口からの菌感染や腐敗を防げます。


4. 実際の丸坊主剪定の手順

今回は、伸び放題になった**6号鉢のガジュマル(高さ40cm程度)**を使いました。
以下の手順で行います👇


Step①:全体を観察

まず全体の形を見て、

  • 枯れている枝
  • 極端に長い徒長枝
  • 幹の内側に向かう枝

を把握します。
最終的に残す枝を幹に近い2〜3本だけにするイメージです。


Step②:太い枝からカット

迷ったら、太い枝(メインの分岐点)を1〜2cm残して切るのが安全。
切りすぎてもガジュマルは新芽を出すため、思い切ってOK。

✳️ 切り口が黒ずんでいたら腐敗の可能性。
健康な白い断面が見える位置まで再カットしましょう。


Step③:細かい枝を整理

太い枝を切った後、細い枝・混み合った枝を根元から除去。
最終的には「幹と数本の太い枝だけ」になる状態が理想。


Step④:切り口を乾燥させる

剪定後はそのまま3〜5日間は水を控えめに
切り口を乾燥させることで、雑菌の繁殖を防げます。


5. 剪定後の管理ポイント(光・水・肥料)

☀️ 明るい日陰で管理

剪定直後は直射日光を避け、明るい日陰で管理。
葉がない状態では光合成できないため、いきなり日なたに出すと水分蒸発で弱ることがあります。


💧 水やりは控えめ

土の表面が完全に乾いてからたっぷり与える程度でOK。
剪定後2週間は根の吸水も弱いので、湿らせすぎ注意です。


🌿 肥料は芽が出てから

剪定直後に肥料を与えると、根がダメージを受ける可能性があります。
新芽が2〜3cm出てから、液体肥料を薄めて与えましょう。


6. 実際に丸坊主剪定してみた

枝が伸びすぎたガジュマル

やり方は簡単です。
コツは特にありません。やると決まれば思い切ってハサミで枝と葉を切り落とします。
ジュマルの樹液は触れるとかぶれる可能性があるので素手で触らないように注意しましょう。

丸坊主剪定後のガジュマル(9月3日)

剪定後は幹と根だけの姿になり、正直ちょっと不安…。

水差しにしたガジュマル

切った枝は水差しにして増やしてみたいと思います。
発根状況は別の記事で紹介します。

剪定6日後のガジュマル(9月9日)

剪定6日後のガジュマルです。
もうすでに小さい目がポツポツと出始めています。
なんとか無事に芽が出てきそうでよかったです。安心しました。

剪定12日後のガジュマル
別角度で

剪定12日後のガジュマルです。わずか2週間でこの姿です。
ガジュマルは成長が早いことで有名ですが、この生命力には驚きです😲

🌱 ポイント:芽が出るまでは「触らず・待つ」が鉄則です。
ガジュマルは見た目以上にタフなので、1か月以上かかっても焦らないでOK。


7. 失敗しやすい例とリカバリー法

状況原因対策
枝が黒く変色切り口が湿ったまま・カビ切り戻して乾燥、風通し改善
芽が出ない寒い・光不足・水やり過多明るく暖かい場所に移動
幹がしわしわ根腐れまたは乾燥しすぎ水の量を調整(乾湿のバランス)

8. まとめ|ガジュマルは“強い木”、思い切りが大事

  • ガジュマルは丸坊主でも再生する生命力がある
  • 剪定は5〜9月の暖かい時期に実施
  • 切った後は光と水を控えめに管理
  • 芽吹きまで1〜4週間、焦らず待つ

🌳 剪定は“失敗ではなく再スタート”。
丸坊主から再生した姿は、前よりも逞しく、美しくなります。

ガジュマルは丸坊主にしても元気に復活します!

枝葉をすべて切り落とす「丸坊主剪定」は、一見大胆ですが、ガジュマルにとっては新しい命のスタート。樹形のリセットや根元の造形美を楽しむには、むしろおすすめの方法です。

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