「部屋が暗いけど、観葉植物を置きたい」
「日がほとんど入らないけど枯らしたくない」
そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
実は、観葉植物の中には**“日当たりが悪くても元気に育つ種類”**がたくさんあります。
この記事では、実際に室内で育てやすく、暗い環境でも健康を保てる
耐陰性の高い観葉植物を10種類紹介します。
それぞれの植物の特徴・水やり・育て方のポイントも合わせて解説します🌱
1. 耐陰性とは?暗い場所でも枯れない理由
「耐陰性(たいいんせい)」とは、
日光が少ない環境でも光合成を続けられる能力のことです。
熱帯のジャングルなど、木陰で生きる植物は
強い日差しよりも柔らかい間接光を好みます。
この性質が「暗い部屋でも枯れにくい」理由です。
💡ポイント:
- カーテン越しの光や間接照明でもOK
- 直射日光に弱い種類も多い(葉焼け注意)
2. 日当たりが悪くても育つ観葉植物10選
ここからは、実際に耐陰性が高く初心者にもおすすめの
観葉植物を10種類ご紹介します。
① ポトス(Pothos)

- 特徴:明るい緑から黄緑まで葉色が美しいツル性植物
- 日照:蛍光灯下でも可、直射日光NG
- 水やり:土が乾いて2〜3日後に与える
- ポイント:水挿しでも育つ万能選手。吊るして飾るのも人気。
② サンスベリア(Sansevieria)

- 特徴:空気清浄効果が高く、“虎の尾”の名で有名
- 日照:薄暗い部屋OK、耐乾性も抜群
- 水やり:月2回で十分(冬は月1回)
- ポイント:多肉質なので過湿NG。会社のデスクにも◎
③ ザミオクルカス・ザミフォーリア(ZZプランツ)
- 特徴:厚みのある葉で、少ない光と水でも育つ超タフ植物
- 日照:窓がない部屋でも可
- 水やり:土が完全に乾いてから
- ポイント:オフィス・玄関にも最適。成長はゆっくり。
④ アスプレニウム(タニワタリ)
- 特徴:波打つ葉が特徴のシダ植物
- 日照:半日陰〜弱光に強い
- 水やり:乾いたらたっぷり。加湿がポイント
- ポイント:乾燥に弱いので霧吹きをこまめに。
⑤ アイビー(ヘデラ)

- 特徴:つるが伸びてインテリア性が高い
- 日照:耐陰性あり、蛍光灯でもOK
- 水やり:土の表面が乾いたら与える
- ポイント:窓辺やトイレ、棚の上などに吊るすと映える。
⑥ シェフレラ(カポック)

- 特徴:丸い葉がかわいく丈夫。大型にもできる
- 日照:半日陰〜蛍光灯下OK
- 水やり:乾いたらたっぷり
- ポイント:耐寒性も強め。初心者の鉄板。
⑦ モンステラ

- 特徴:切れ込みのある大きな葉が人気。トロピカル感◎
- 日照:明るい日陰〜蛍光灯可
- 水やり:土の表面が乾いたら与える
- ポイント:大きくなるので広めのスペース向き。
⑧ アグラオネマ
- 特徴:東南アジア原産、風水的にも人気
- 日照:弱光OK、直射日光NG
- 水やり:週1〜2回
- ポイント:高湿度を好むので、加湿器の近くがベスト。
⑨ テーブルヤシ

- 特徴:コンパクトで可愛いヤシ。デスク向き
- 日照:蛍光灯OK
- 水やり:乾いたらたっぷり
- ポイント:葉先が茶色くなったら加湿不足。霧吹きで補う。
⑩ スパティフィラム
- 特徴:白い花が咲く。空気清浄効果も高い
- 日照:半日陰〜弱光
- 水やり:乾燥に弱いので、やや多めに
- ポイント:花が終わったら根元で切るとまた咲く。
🌿 耐陰性ランキング(管理のしやすさ×暗さに強い度)
| 順位 | 名前 | 明るさ不要度 | 水管理の楽さ | 総合おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | サンスベリア | ★★★★★ | ★★★★★ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 2位 | ZZプランツ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 3位 | ポトス | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ⭐⭐⭐⭐ |
| 4位 | シェフレラ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ⭐⭐⭐⭐ |
| 5位 | モンステラ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ⭐⭐⭐⭐ |
3. 暗い部屋での育て方のポイント
光が少ない環境では、水やりと風通しのバランスが大切です。
✅ 水やりの目安
- 明るい場所より少なめ・間隔を長めにする
- 冬は特に控えめ(根腐れを防ぐ)
- 土の表面が乾いて2〜3日後に与える
✅ 置き場所のコツ
- エアコンの風が直接当たらない場所
- 壁から10cmほど離す(風通しUP)
- 週に一度は向きを変える(葉の偏り防止)
✅ 湿度管理
- 加湿器 or 霧吹きで葉を保湿
- 葉のホコリは柔らかい布で拭く(光合成効率UP)
価格:1200円~ |
4. 補助ライトでさらに元気に育てる方法
日がほとんど入らない部屋では、植物用LEDライトを使うと格段に育ちやすくなります。
おすすめ条件:
- 波長:400〜700nm(白〜赤系)
- 距離:30〜40cm前後
- 照射時間:1日8〜12時間
💡 ワット数が低い卓上型でも十分。
タイマー付きライトなら消し忘れもなく便利です。
例:
- 「バイオライト 植物育成ライト」
- 「Growlight mini クリップタイプ」
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5. まとめ|光が少なくても、癒しの緑は育つ
暗い部屋でも、植物は正しく選べば元気に育ちます。
- 耐陰性がある種類を選ぶ(サンスベリア・ポトス・ZZプランツ)
- 水やりは控えめ・風通しを意識
- 冬は休眠期。光・水ともに“少なめ管理”がコツ
🌿 日光がなくても、緑のある空間は心を落ち着かせます。
ぜひお気に入りの一鉢を見つけて、暮らしに癒しを取り入れてみてください。


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